ピラティスとヨガの向き不向きそれぞれの特徴やどんな違いがあるの?
健康にいいと言われているピラティスやヨガは近年注目されています。
しかし、聞いただけでは
あまり違いがわからない方もいるのではないでしょうか。
どちらもストレッチや筋トレの要素が混ざっていますが
特徴はやや違うものになっています。
よく知った上で自分に合うものを選んで行うと
目指すものに近づいていくでしょう
この記事では
・ピラティスに向ている人、ピラティスの特徴
・ヨガに向いている人、ヨガの特徴
・ダイエット、筋トレ効果はどちらが高いのか
・ヨガとピラティスの歴史や違い
これらについて詳しく記載しています。
自宅でも取り組めるヨガやピラティス
自身の目的に沿ったワークを見極める助けとなれば幸いです
ピラティス向きな人とピラティスの特徴
ピラティスは解剖学に基づいた
基本的な体の動かし方を身につけていく
エクササイズです
一つ一つの動きに理由があり
なぜそのように動くのかを考えながら行なっていきます
そのため、論理的思考の人に向いていると言えます。
また、ピラティスは動きを通して
体幹(インナーマッスル)を鍛えることを重視しています
可動性や柔軟性が向上するようにしていきます。
体幹エリアは上半身全体、骨盤、お尻、腹部などを指し、
それら全てを強化することで怪我の予防にも役立ちます。
そのため体幹の安定が必要なスポーツをしている人や
しなやかな体作りをしたい人に向いています
ヨガ向きな人とヨガの特徴
ヨガは心と体の訓練と言われており、
体のエクササイズというよりはリラクゼーション
呼吸、瞑想、マインドフルネスといった心のエクササイズの要素を含んでいます。
そのため、体だけでなく
心のバランスも整えたい方に向いています。
そして、集中力アップやストレス解消に効果的なので、
内面を鍛えたい方に向いています。
ピラティスとヨガの歴史とそれぞれの違い
・発祥
ピラティスは、20世紀初期にドイツのジョセフ・ピラティスが
約34のマットを使ったオリジナルのエクササイズをもとに考案したエクササイズです。
もともとは体のリハビリのために考案したものです。
その後、アメリカに渡り、ボディメンテナンスのエクササイズとして
ダンサーやスポーツ選手の間で広がっていきました。
一方でヨガは古代インド発祥で、
少なくとも3000年は実践されているホリスティック(全体的)な訓練で、
仏教やヒンドゥー教の修行として行われていました。
もともとは心の安定を目指すための修行法でした。
・目的
ピラティスは、リハビリ用のエクササイズとして生まれていることから、
体を健康的に鍛えることを目的としています。
ボディラインの引き締めや体のメンテナンスをしたい方におすすめです。
ヨガは心と体につながりを与え、体に対する気づきを高めるものです。
ストレス緩和や集中力向上、メンタルヘルスの改善といった効果が期待できます。
・方法
ピラティスは背中と体幹を安定させる筋肉を使った小さな動きに焦点を合わせ、
呼吸をコントロールしながら各エクササイズを行うことを重視しています。
ピラティスはマット上や専用の器具を使って行います。
ヨガは心身の安定を目指します。
腹式呼吸をメインに行うことでリラックス効果があります。
立位でのバランスポーズなどが多いため、ピラティスよりも薄手のマットを使用します。
両者の違いを一言で言うと、ピラティスは体を鍛え動くことがベース
ヨガは心を鍛え、ポースや静止がベースになっています。
ダイエット・筋トレとして効果が高いのはどっち?
どちらも効果はありますが、
筋肉太りにはピラティス、むくみ太りにはヨガが適しています。
筋肉太りをしている人は、学生時代の激しい運動や体の歪みによる筋肉の偏りがある人や
アウターマッスルが鍛えられている人です。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えることで
アウターマッスルもリラックスさせることができます。
また、体の歪みを改善させる効果もあります。
むくみ太りは、体の中の水分の循環が悪くなっており、
原因としては内臓の働きが低下していることが挙げられます。
ヨガは自律神経やホルモンバランスを整える効果があるため、
体の自然治癒力を高めることができ、むくみ太りの改善につながります。
ピラティスやヨガは激しい動作がなく、脂肪燃焼効果は少ないため、
継続することが必要になります。
しかし、どちらもゆっくり行えるため、運動が苦手な方でも続けやすく、
体質改善に効果が出やすいと言えます。自分の体の特徴を知ってから、自分に合っている方を選択して健康的に痩せていきましょう。
まとめ
・ピラティスは頭を使って体を動かしていくもの。スポーツの怪我予防やしなやかな体作りをしたい方にお勧めできる。
・ヨガは体だけでなく心のエクササイズにもなっており、リラックスや集中力アップをしたい方にお勧めできる。
・どちらもダイエット効果はあるが、脂肪燃焼効果は少ないため、続けて体質改善していくことが必要。