常温保存していた生姜から芽が出た!?芽だし後も食べられる?
常温保存でも大丈夫なイメージだったので
キッチンで生姜を常温のまま保存!
いざ、使おうと思って引き出しを開けたところ
生姜から芽が出ているのを発見してしまった…
そんな時気になるのが、発芽してしまった生姜って食べられるの?
その点ではないかと思います
発芽した芽の部分は取り除くべき
それとも、そのまま食べても大丈夫なのかなど
本記事では、発芽した生姜について詳しく解説していきます。
Contents
生姜から芽が出ても食べられる?
先に結論から言ってしまいますが、生姜から芽が出ても食べられます。
生姜の芽を食べる場合は、よく洗ってから食べるようにしましょう。
サラダや炒め物、スープなどに加えて食べることができます。
ただし、芽の部分はやや苦みがあるので
好みによっては取り除いた方がよいかもしれません。
また、本体部分と比べて栄養素も少ないようです。
そのため、無理に食べなくてはいけないもの
ということではなさそうです。
芽の部分を取り除く方法は簡単で、
ナイフで削ぎ落とすか指でつまんで引き抜くだけです。
ちなみに、芽が出てしまっても、生姜の風味が損なわれることはありません。
逆に芽がでるということは、その生姜が新鮮な証拠なんです!
場合によっては芽が出る前に腐ってしまうものもあります。
発芽した生姜は毒素などはないのか?
ジャガイモの芽にはソラニンと呼ばれる毒素が含まれているため
料理する時には必ず芽を削ぎ落としますよね。
同じように、生姜の芽にも毒素があるのでは??と
心配される方いますが、発芽した生姜には毒素はありません。
芽の部分がやや苦みがあると述べましたが
それは生姜自体に含まれる成分であるショウガオールが多く含まれるためです。
ショウガオールは生姜の香りや辛味の原因となる成分であり、健康には良い成分です。
主に殺菌効果や血行促進、鎮痛や解熱効果があるとされています。
ただし、量が多いと胃腸に刺激を与えることがあるため
過剰に摂取するのは避けるべきです。
発芽した生姜は植えるとどうなるのか?
発芽した生姜を植えると、新しい生姜の栽培が可能だったりします。
以下に発芽した生姜の植え方を書きます。
・生姜を水につけて根を出す
生姜を水につけて、根が出るまで待ちます。通常、根が10cmほど伸びるまでに2週間程度かかります。
・鉢に土を入れて準備
鉢に肥料を加えた土を入れ、表面を平らに整えます。
・発芽した生姜を植える
生姜の根が伸びたら、土の表面に発芽した部分を上にして、生姜を植えます。根を含む部分を土に埋め、軽く押さえつけます。
・半日陰に置く
植えた生姜を、半日陰で15度以上の気温が確保の場所に置きます。時期的には4月〜5月に植え付けをするとよいとされています。
・水を与える
生姜は乾燥しないように、適度な水を与えます。土が乾いてから水を与え、過剰に水をやりすぎないように注意しましょう。
このようにして育てると、9月頃に新生姜として収穫ができます。
そして、11月頃まで育てると土生姜として収穫ができるでしょう。
ただし、市販の生姜は通常、種用には適していないため、仮に芽が出たとしても、新しい生姜ができる保証はありません。
また、芽の部分を取り除かずに植えると、芽の部分から新しい生姜が育つことがありますが、収量は少なくなる傾向があります。
芽が出た生姜育てるなら水耕栽培が向いている?
芽が出た生姜を育てる場合、水耕栽培も向いています。
水耕栽培は、土壌を使わずに水だけで栽培する方法であり、病害虫の心配がなく、比較的簡単に育てるこるため、初心者にもおすすめです。
水耕栽培の方法は、まず芽をつけた生姜を水に浸け、根が出るのを待ちます。
その後、水を入れた容器に生姜を立て、水位が根に届くようにします。
水には、肥料を少量加えるとより良い結果が得られます。
水耕栽培で育てた生姜は、辛味や香りも強くなるとされています。
ただし、水耕栽培には注意点もあります。水の入れ替えが必要であり、根の状態を確認しながら行う必要があります。また、水の温度が高すぎると根が枯れることがあるため、水の温度管理も重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
発芽した生姜は毒素は含まれていないため、芽が出ても食べることができますが、芽の部分に苦みがあるため、好みによっては取り除くことがおすすめです。
芽が出た生姜を育てることもできますが、市販の生姜は種用に適していないため、ちゃんと生姜を収穫したいのなら種用の生姜を買った方がよいでしょう。
また、芽が出た生姜を育てる場合は、水耕栽培も可能で、比較的簡単に育てることができますが、水の入れ替えや温度管理には注意が必要です。
なお、今回は詳しく書きませんでしたが、生姜の芽がでるのは、常温で保存しているからです。
生姜の芽がでてイヤな方は、生姜を冷蔵もしくは冷凍保存するようにしましょう。
生姜の芽について理解した上で、美味しい料理を作りましょう。