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退職する社員の兆候とは?本当に辞める人にはどんな特徴がある?

目安時間 12分

 

就職後3年以内の離職率はどれぐらいかご存知ですか?

 

厚生労働省が発表した情報によると

大卒者の就職後3年以内の離職率は31.5%で前年より増加しており、高卒者の離職率は35.9%だそうです

 

 

少子化が心配されている世の中で

若手が3年以内に4割も減るのは会社にとっても大きな痛手です

 

若手育成に力を入れようと取り組んでいる会社も多いのではないでしょうか。

 

決意が固くなってからでは遅いので、出来れば退職届を出す前に食い止めたいところですよね。

 

実は、辞めていく人には兆候があるようです。

 

不満が多くなる・プライベートな付き合いが悪くなる・やる気がなくなり意見などを出さなくなる。。。などです。

 

何かおかしいかも…と思うサインがいくつかあったら要注意ですね。

 

本文では、退職する人の兆候に関して更に詳しく記載してゆきます

 

退職する人にはどんな兆候がある?

 

退職という決断を下すまでに

時間をかける人が多いため、辞めていく人には様々な兆候が表れるようです。

 

その兆候を紹介します

 

不満・愚痴が多くなる

転職活動をしていると他社の良いところに目が行き

自社の悪いところをより感じる傾向があります。

 

そして、それに比例して不満・愚痴も多くなるということです。

 

どこの会社に勤めている人も多少の不満はあると思いますが

退職したいと思っている人は、より不満や愚痴が多くなる傾向があります。

 

プライベートな付き合いが悪くなる

先輩や同僚とご飯を食べたり

飲みに行ったりすると意外な話ができて楽しいですよね!

 

しかし、もう辞めることを決意している人にとっては

その時間は無意味に感じてしまう事があります。

 

また、仲良くなればなるほど辞めると言いづらいですよね、、、

 

それなので退職を考えている人たちは

こういった時間をなるべく避けたいと思っていて

自然と付き合いが悪くなるようです。

 

会議での発言が減るなどやる気がない

転職を考えている人は仕事への意欲も減り

会議などで発言が減る傾向にあるようです。

 

「今まで積極的に発言していたのに、おかしいな…」と感じたり

目を合わせなくなったり、今までとは違う違和感があったときには

もうその人は退職を考えているかもしれません。

 

急に明るくなる

不満や愚痴が増えたり、やる気が目に見えて感じられなくなる人がいる一方で

急に表情が明るくなったり、穏やかになった人も要注意です。

 

転職がうまくいき、今までの職務のストレスとおさらば!と

喜んでいるのかもしれません。

 

この職場から解放される!と退職を決意すると

晴れ晴れとした気持ちになる人が多いでしょう。

 

急に態度が明るくなった人がいれば要注意です!

 

いかがだったでしょうか。

 

1つだけでなく2つ以上当てはまっていたり

おや?と思うことが増えたら怪しいかもしれません。

 

本当に辞める人にはどんな兆候があるのか?

「辞めたい」「いつか転職しよう」と思っていても毎日の業務に追われていると

なかなか転職のタイミングをつかめずズルズルと、、、なんて人も多いと思います。

 

しかし、転職したいと思うだけでなく

もう行動に移してしまっている人はより注意してみていく必要があります。

 

「本当に」辞める人にはどんな兆候があるでしょうか。

 

急な休みや早退・遅刻が多くなる

退職を考えている人は急な休みや早退・遅刻が多くなります。

 

なぜなら、その時間に面接などの転職活動をしている可能性があるからです。

 

休みだけでなく、早退や遅刻を利用して面接をしている場合もあります。

 

どんなに態度に変化がない優秀な社員でもこういった休みは取らざるを得ません。

 

退職願いを出されてから「そういえば」となる前に今一度社員の勤怠状況を確認してみましょう。

報連相が減る

会社を辞めることを考えている人は

会社や上司に対しての忠誠心も低くなっていく傾向があります。

 

そのため報連相も手間と感じるようになり

回数が減ったりしなくなったりするようです。

 

今まできちんと報連相ができていた社員が最近しないと感じたら

そのままにしておかず少し話す時間をとるなど対策を講じましょう。

新しい仕事を避ける

退職を考えている人は、辞めるタイミングが定まらなくなったり

その仕事を成功させても結局辞めるからと考えているため、新しい仕事やプロジェクトへの参加を避ける傾向があります。

 

引継ぎなども多くなりますし、辞める会社へ割く時間は

できるだけ少なくしたいと考えているためです。

 

少し様子が気になる社員がいれば

積極的に新しい仕事を振ってみるとより状況が分かるかもしれませんね。

 

部下が退職して手遅れにならないためにはどうしたらいい?

これまで記載したような行動などがみられたり

他にも少しでも違和感があれば、その部下と直接話す時間を作りましょう。

 

近況や会社への不満や悩みだけでなく

とりとめのない話をまずはしてみるのはどうでしょうか?

 

まだ悩んでいる段階であれば

職場には自分のことを考えてくれる上司がいる。

居場所があると思い、転職を思いとどまることがあるかもしれません。

 

そこで無理に聞き出そうとしたり

かたい面談をしてしまえば逆効果なので気を付けてくださいね。

 

時間も終業後の時間に「飲みに行こう!」と誘うのではなく

ランチミーティングやコーヒーブレイクに誘うなどと相手が軽く話しやすい雰囲気を大切にしましょう。

 

そして、忘れてはいけないのが無理に引き留めるのはかえってNGです。

 

私もかつての職場を退職する際に何度も引き留めるための面談を行われ

上司と顔を合わすのが本当に嫌になり、辞めたい気持ちが募っていく一方だったことがあります。

 

相手にとっての更なるストレスや不満の原因となったり

プレッシャーを感じさせてしまうのはかえって逆効果になりますので注意です。

 

いきなり態度を変えてきた上司というのも後輩にとっては嫌な存在ですよね。

 

そのためにも普段から風通しの良い関係でいられるといいですね。

 

退職抑止のために行うべき取り組みとは?

辞める理由は社員によってそれぞれで十人十色だと思われます。

 

なかには上司の意識で改善できるものもあれば

その枠ではおさまらず、会社全体で改革が必要なものなどさまざまです。

 

多くの問題点は大まかに以下の4つに分類されるようです。

1.人間関係が悪い

2.給料が低い(成果と報酬が見合ってないなども)

3.残業が多い

4.キャリアアップがしたい

 

社員が不満を持っていない会社というのは

無いに等しいのではないかと思います。

 

しかし、会社が働いている人の声を聞き

改善しようとしているかは意外と社員は感じてしまいます。

 

社員不足などの手遅れになる前に

できるところからでも改善していくのはいかがでしょうか。

 

では、実際に会社としてどんな取り組みをしたらいいのか見ていきましょう。

 

福利厚生を充実させる

福利厚生が充実している会社は快適に社員が過ごせるため

辞める人も減っていきます。

 

ドリンクコーナーの種類を増やしたり、おやつを用意したり

負担にならないようなレクリエーションなどもいかがでしょうか?

 

社員の声に耳を傾ける

働きやすい=離職率が低い会社はどこも風通しが良い職場です。

 

嫌なところも声に出しやすいような雰囲気づくりも重要ですよね。

 

なかなか本音が見えないと感じたら

会社の風土改善という名目でヒアリングを行うのも手だと思います。

 

ここでの注意は1対1で行い

意見を出してくれた人に不利益が起こらないようにすることです。

 

また、辞めていく社員にも今後のために

どこを改善すべきなのか聞き、考えていくと良いと思います。

 

評価の場を設ける

自分のがんばって行ったことを褒められるのは誰しもが嬉しいことのはずです。

 

評価はボーナスなどの報酬だけではありません。

 

「営業のこのチームが今期は1位だった」などの評価の場を作ったり

「〇〇さんのこういった営業の仕方が良かった」など

認め合う場を作るというのもいいかもしれません。

 

そういった取り組みで信頼関係も向上していく可能性もあります。

 

「取り組み」といわれると身構えてしまいますが

大層なことでなくとも少しの心配りで

社員の気持ちは変わると思いますのでまずは実践してみてはいかかでしょうか。

 

まとめ

今回は退職する社員の兆候とは?

本当に辞める人にはどんな特徴がある?

といったことをまとめてみました。

 

兆候をいち早く見つけるためにも

日ごろから社員の変化にアンテナを張っておかないとといけませんね。


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