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生活

異動の打診や内示は何日前くらい?予兆を感じる行動とは

目安時間 9分
異動の打診・内示

企業に勤めている方には避けられない「異動」。

異動の内示があった際にどうしたらいいのかわからないという方は多いと思います。

 

  • 異動の打診、内示はどのくらい前から行われるの?
  • 異動が決まったら挨拶はどうしたらいいの?
  • 異動が多い傾向のある人ってどんな人?

 

今回はそのような疑問に答えていきます。

 

始めに結論から申します。

異動の打診や内示は直前ではなく、ある程度前から伝えられます。

異動の挨拶にはマナーがあるのでそれを遵守すれば大丈夫です。

異動傾向のある人には実は特徴があります。

 

この記事では異動に関して

 

  1. 異動の打診はどれくらい前に行われる?
  2. 異動の内示は通常何日くらい前に行われる?
  3. 異動のご挨拶はメールで済ませても問題ない?
  4. 異動傾向のある人について

などについて詳しく記載しています

 

1. 異動の打診はどれくらい前に行われる?        

打診とは「内示」の前段階を指します。

異動の前に相手の様子をさぐり、少し働きかけ、その反応によって相手の意向を判断することです。

 

独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、国内転勤の場合、転勤前の打診時期別では「2週間超~1ヶ月前」が34.9%と最も高い結果となりました。

 

その次は「1ヶ月超~2ヶ月前」32.5%、「1週間前超~2週間前」13.3%と続いています。

 

1日〜1週間前 8.2%
1週間超〜2週間前 13.3%
2週間超〜1ヶ月前 34.9%
1ヶ月超〜2ヶ月前 32.5%
2ヶ月超〜3ヶ月前 7.6%
3ヶ月より前 3.6%

 

 

参照:「企業の転勤の実態に関する調査(2016年8月~9月実施)」|独立行政法人労働政策研究・研修機構

 

 

2. 異動の内示は通常何日くらい前に行われる?

転勤の辞令はいきなり下されるものではなく、事前に「内示」という形式で、上司から本人に転勤の決定が伝えられます。

 

人事異動の内示を伝えるタイミングに明確な規定はありません。

しかし、人事異動を円滑に進める上でもそして本ににとっても、内示を出すタイミングや伝え方は極めて重要ですよね。

 

4月1日に人事異動を実施すると仮定した場合の

①転居を伴う場合(家族と一緒に住んでいる)

②転居を伴う場合(独身者で、一人暮らし)

③転居を伴わない場合

の3パターンの人事異動のスケジュールをお伝えします。

 

①転居が伴う場合(家族がいる)

~年末:本人に内示を出す(人事異動の最低3ヶ月前/辞令の約2ヶ月前までに)

3月1日:社内に辞令を出す(人事異動の約1ヶ月前)

4月1日:人事異動の実施

 

②転居が伴う場合(独身者)

2月1日:本人に内示を出す(人事異動の約2ヶ月前/辞令の約1ヶ月前)

3月1日:社内に辞令を出す(人事異動の約1ヶ月前)

4月1日:人事異動の実施

 

③転居を伴わない場合

3月1日:本人に内示を出す(人事異動の約1ヶ月前/辞令の約2週間前)

3月15日:社内に辞令を出す(人事異動の約2週間前)

4月1日:人事異動の実施

 

3パターンを見てわかる通り、内示のタイミングは人により異なります。

とはいえ異動実施の直前に内示ということはなく、1、2ヶ月前から伝えられるものです。

 

 

3. 異動のご挨拶はメールで済ませても問題ない?

異動が決まったら、転任前に取引先はもちろん、社内で関係のあった人に挨拶をするのがマナーです。

 

「異動の挨拶」は本来、直接会って行うべきです。

しかし、面会が叶わない場合はしばしばメールで行われています。

 

他の膨大なビジネスメールに埋もれてしまわないよう、件名を一目見てわかるようにするのが大きなポイントです。

 

「異動の挨拶」は、正式な辞令が発令された後に行うのが原則です。

内示など非公式な段階で周囲に告げるのはマナー違反となりますのでご注意ください。

 

ただし、メールでの挨拶だけではあまりに味気ないのは否めません

きちんとご挨拶したい場合などは、挨拶状専門店で挨拶状を作成し

そちらを送付するのが最善だと思います。



4. 異動傾向のある人について

最後に異動傾向のある人について解説します。

 

ジャーナリストの吉田典史さんが取材して分析した結果、大きく4タイプありました。

 

①30代後半ぐらいから3、4年で異動する人

「幹部候補生」として、強力な引っ張りがあり、 出世していきます。

様々な部署の責任者を経験させようとする経営陣のねらいがあります。

いわゆる「幹部候補生」です。

40~50代になってから高い評価を受けるのではなく、20代後半から30代前半ですでに頭角を現わしていたケースが多いです。

 

②関係の薄い部署間を短期間で異動する人

異動するたびにその部署の上司から「うちの部署にはいらない人材」とレッテルを貼られ、 異動させられてしまう傾向にあります。

 

③ひとつの部署の中で配置転換を繰り返す人

可能性として考えられるのは、 同じチームの上司や同僚から「役に立たない」「いてもいなくても一緒」の人材だと判断されていることです。

同じ部署の中で、短期間で配置転換を繰り返す場合、最終的には他部署に異動する可能性が高いです。

水面下で人事部などがその社員の異動先(引き取り先)を探しているかもしれません。

どうしても見つからない場合は、その後も同じ部署に残ることになります。

ですが、活躍の場(チャンス)が与えられることはまずないと考えられます。

 

④広範囲で地方転勤を繰り返す人

大企業の場合、地方や海外への転勤は頻繁に行なわれます。

異動の範囲があまりに広く、大きい場合、その人の評価はかなり低いかもしれません。

例えば、東京本社から北海道の支社に転勤となり、東京から離れた場所を激しく行き来する場合、「幹部候補生」である可能性は低いです。

もし評価の高い人材として 「幹部候補生」に選ばれているのなら、もっと早いうちに本社に戻っているはずだからです。

あるいは、地方勤務であったとしても、大阪や名古屋など、大きな都市の支社に転勤となることが 多い傾向にあります。

 

 

5. まとめ

今回の記事、いかがでしたか。

 

これまでは全く正体のわからなかった異動も、今回で明らかになったと思います。

今回の記事であなたの不安を少しでも取り除けたら幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!